バージニア・リー・バート「ちいさいおうち」
ちいさないなかにちいさなおうちがたっていました。リンゴの木や畑に囲まれとても幸せでしたが、まわりに工場が建ちにぎやかな町になるとちいさなおうちは白いひな菊やリンゴの木がお月さまの光の中で踊っている田舎のけしきを夢みてさびしく思うのでした。人間の生活に自然がどれだけ大切か詩情に満ちた絵の構成と文字デザインにより独特の雰囲気を創り出すのに成功しています。

マーシャ・ブラウン「三びきやぎのがらがらどん」

ガース・ウイリアムス「しろいうさぎとくろいうさぎ」

ジョン・バーニンガム「くものともだち」
アルバートは父さんと母さんと高い山に登った。帰り道に、恐ろしいことが起こった。アルバートが崖から転落したのだ。でも、運が良かった。落ちていく途中でくものこどもたちがおまじないをかけてくれたから。それからずーっとアルバートは雲の中で楽しく暮らした。・・・ところがある晩、街の灯りを見て急に父さんと母さんが恋しくなった。家に帰りたい。・・・雲の写真の空間に子供のイラストを配した構成。

レイン・スミス「たのしいホッキーファミリー」

デヴィット・ウイズナー「かようびのよる」

リスベート・ツヴェルガー 「ちいさなヘーヴェルマン」
リスベート・ツヴェルガーは現在、国際的に最も高い評価を得ている絵本作家の一人。1977年22歳でE.T.A.ホフマンの「ふしぎな子」でデビュー。グリム、アンデルセンなど古典童話やイギリスの作家の童話を題材に抜群のデッサン力と洗練された色彩感覚あふれる作品は、BIB(ブラチスラバ)世界絵本原画展金牌賞を受賞した。その他オーストリア政府賞、ニューヨークタイムズ年間最優秀賞、国際アンデルセン賞など多数の評価を受けている。

レイン・スミス「くさいくさいチーズぼうや&たくさんのおとぼけ話

サラ・ファネッリ「ボタン」

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